文体

書きたいことがわかってきた。文体がキーポイントなのかもしれない。

 

文章を書くということは対象を定めて論じるということではないのかもしれない。小説家であれば物語を作ることが文章を書くということなのだろう。自分自身の体験や半生を語ればそれも物語である。

 

 

けれども自分は物語よりも文体そのものに注目する。例えば面白い本を読んでいてなぜこの本が面白いのかということについて考える。答えは文体にあるのではないだろうか?

 

 

面白い文章というのは対象物の精査ではない。その人自身の捉え方にあるのだと思う。つまりその人が書けば道に落ちてる玉ねぎでもたちまち面白い物語になってしまうのである。もちろんその人が抱いた興味も影響してくるのだろうけれども。

 

そしてその面白さと関係した文章とはその文体に秘密が隠されているのではないだろうか?自分の好きな作家の文章を再度、捉え直してみる必要があるのかもしれない。