スタミナ

一つの物語を作り上げるということはかなりの踏ん切りが必要になる。

スタミナと気力が必要だ。

その時のやり遂げ感は半端ない。

工程を何段階にも分けなくてはいけない。

それは四コマだろうと16ページだろうと関係ないのかもしれない。

まずはという気持ちで作ってみなければいけない。

 

 

 

 

 

本来ならもっと手を入れなければならない。

でもそうなるとまた更に段階を踏むことになる。

セリフだってトーンだってある。

最低限の物語にするまでにどれだけの過程を潜り抜けることになるのだろうか?

コマ割もしなければならない。

一ページでできる限界というものが限りない。

 

 

 

 

 

そう考えると一つの芯のようなものをまだ得ていないということがわかる。

それは人の心を動かす瞬間のようなものなのかもしれない。

画竜点睛みたいなことなのかもしれない。

逆に言えば、それがなければいつまでたっても成しえないような、そういうものなのかもしれない。

 

 

 

 

 

いや、実際にはそんなものは存在しないのかもしれない。

そんなことを考えているから、いつまでたっても何も作り上げることができないのかもしれない。

本当はこの瞬間に一つでも作り上げることができるものなのかもしれない。

だからこそ自分にとっては永遠に到着することのできない境地なのかもしれない。

 

 

 

 

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