下描きからペン入れ

コマ割りまでは何とかできた。

けれども問題はここからである。

ここが一番の難関と言ってもいいのかもしれない。

いや、実際にはやっていないから難しいのではないだろうかと想像しているだけであって、何度も行ったり来たりしているうちに自分なりの方法を見つけ出していくのではないだろうか?

 

 

 

 

 

新しいことに挑戦するということはつまりは体験であり冒険であると考えている。

続けるほどに不安は増してくる。

ましてや机上で延々と繰り返している作業である。

場所も移動しないで何かを経験することはできるのかという恐ろしい試練に挑戦しているわけである。

 

 

 

 

 

その見えない場所に自分の道を作り出していく中で試行錯誤を繰り返す。

それは誰にも理解されない行為だ。

物語を作る自分自身は誰に見られるわけでもない。

だから続けていると不安になってしまう。

常に不安が付きまとい孤独を感じてしまう。

孤独とはすべてが無駄だったと感じた瞬間に周囲を取り囲む壁みたいなものなのかもしれない。

 

 

 

 

 

机上の旅が書くことなのかもしれない。

自分の頭の中で、もしくは頭以外の部分で旅をする行為ということなのかもしれない。

だからこそ続けることができる。

新しい自分を発見することができる。

そして成長することができるのだと思う。

形が変わるのではない。

自分自身が変わるのである。

 

 

 

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