感動

ときどき何か大きな力に引っ張られる時がある。

一人ではとてもできないようなことができてしまったりする。

万能感ということなのかもしれない。

そういう力が働く瞬間が誰しもあるのかもしれない。

もしくは自分の底知れぬ力を発見してしまったような感覚なのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

一つのことをやり続けると突き抜けた瞬間がある。

それを経験することができればほかの事態にも応用することができる。

生きていくうえでどうしても必要な経験なのかもしれない。

自分には残念ながらそれがない。

それを探すために旅に出たこともあったけれども、結局、旅から帰ったときには普通の自分に戻ってしまうのである。

 

 

 

 

 

あるいは本や映画などの感動がその人を何かの高みへと至らせる時もある。

だからこそ、その感動を再び味わいたいがために何度も繰り返すということもあり得る。

映画を何度も見たりして。

けれどもいつしかその感動も忘れてしまう。

感動があったことすらも忘れてしまうのである。

 

 

 

 

 

何かに落ち込んでしまったとき、もしくは落ち込む直前の心境は結構似通っている。

自分には何もなかったと思ってしまうのである。

実際には忘れているだけなのだけれども。

そこで立ち止まって自分自身を見つめることができるかどうかでまた違ってくるのではないだろうか?

何度も繰り返して今に至るのだろうけれども。

 

 

 

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