紙芝居

紙芝居を作っている。

まだ文字起こしの状態だ。

自分の作った脚本だけでは物語が立体的に見えてこない状況で文字とコマを一緒にして考えると別の何かが見えてくる。

それに絵を加えるとさらに見えてくるものが違うのではないだろうか?

脚本の状態で書き直しを行うよりも別の容器に移し替えることで別の何かが見えてくる。

 

 

 

 

 

別の媒体に移し替える作業といってもいいのかもしれない。

かなり困難を伴う。

けれどもいったん出来上がってしまった物語を途中で止めることはできない。

ようやくここまで来たのだからもう少し行けるところまで行ってみたい。

そこに見えてくるものがまた現れてくる。

 

 

 

 

 

その日にできることは限られてくる。

そして同じ日はない。

いつも違う状況で違う状態の中で作り続けなければいけない。

昨日の自分と今日の自分は違う。

だったら作られる作品だって毎日変わってくるはずである。

その中で作品としてのクオリティーを保ちつつ、自分の情熱を注ぎ続ける行為とは何だろう?

 

 

 

 

 

ずっと探し求めていたものが目の前に現れた時、醒めてしまう瞬間に立ち会う場合もある。

自分自身の失望を隠すことはできない。

けれども、それでも作り続けることができたのはやはり長い年月を通して何度も繰り返すことができたというところが大きいのかもしれない。

 

 

 

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