枠組み
何かを書くとき、枠組みを決めながら書いている。
なかなか書きはじめられないのは自分自身でその敷居を高くしているからだ。
何をやるにしてもそういうものなのかもしれない。
腹が減ったと思う時、安さと美味しさとお店の良し悪しなどを考えていたらいつまでたっても食べられない。
枠組みに縛られてしまうのである。
モノづくりにしてもそうだ。
棚を作ろうとしたとき商品を買うか手作りで作るかでまず選択肢がある。
手作りでとなった時に設計をして材木を買ってきて部品を買ってきてとなった時にもたくさんの選択肢がある中から自分の思ったものを形にしなければいけない。
マンガにしてもそうだ。
自分の作りたいものができてもそれをどのようにして作るかでたくさんの選択肢を自分で選んで作っていかなければいけない。
それが好きだという人が作っているのだけれども。
いつまでたっても作ることができない人だって数多く存在する。
その中で自分自身の何かを作り上げることというのはほとんど奇跡といってもいい。
書くことにしてもそうだ。
たくさんの選択肢の中から気にならない言葉というものを試行錯誤して自分の言葉に造り替えていく行為である。
作ることの楽しさが大切だということなのかもしれない。