過去と現在と未来
項目を増やすことにした。
日記と思い出と小説だ。
この三つは現在と過去と未来をつかさどっているのかもしれない。
これらを書くことで自身の心を全てカバーできるのではないだろうかと思ってしまう。
その目的は一体なんだろうか?
これは失ってしまった自分の時間を取り戻そうとする行為に近いのかもしれない。
どれだけの時間を無駄に費やしてしまったのかということについての鎮魂歌のようなものなのかもしれない。
人間はどうすることでそれらの失われてしまった時間を取り戻すことができるのだろうか?
何かに活かすことが自分の生きているうちにできるのではないだろうかと思っているのである。
アニメ作家が落ちぶれて浮浪者へと成り果ててしまった後を描いたドキュメント番組を思い出す。
彼は何を取り戻そうとしたのだろうか?
なぜ、そのすべてをあきらめて路上で酒をあおるようになってしまったのだろうか?
それは悲劇であるし、回避しなければいけないことである。
けれどもそれは紙一重で何かを表現している行為でもあるような気がする。
その瞬間を見逃したくない。
それは自身に起こりえることであると思うし、その中で見出せるものを自分は記録したいのである。
それこそが失われた時を取り戻す行為であり、救いであると思っている。
それはもっと効率よくできることなのかもしれないし準備が必要なことでもあると思う。