文章の上手さとは

絵は上達の変遷を見て取ることができる。

けれども文章はどうだろう?

パッと見て文章が上達したなと自分で認識することができるのだろうか?

文章に終わりはない。

だから一つのことについて考えて書いた文章が一つの項目としてそれぞれ文章を比較する形で判断するしかない。

 

 

 

 

例えば小説家の小説を年代順に見ていく方法がある。

夏目漱石の小説を順番に読んでいくと「吾輩は猫である」から「明暗」まででかなりの変遷をたどっていることがわかる。

最後の作品が一番すぐれているかというとそういうわけでもないような気がする。

「こころ」がいいという人もいれば「坊ちゃん」がいいという人もいる。

 

 

 

文章で一番優先されるものとは一体なんだろうか?

わかりやすさだろうか?

内容が深いということだろうか?

それとも役立つ情報の量によるのだろうか?

世の中にはたくさんの文章が残されている。

では自分自身が文章を残すとして、どういった文章を残そうと思うのだろうか?

 

 

 

 

文章を残すということについての意義を考えてみるべきなのかもしれない。

自分自身の文章なんだから面白い文章を書ければそれでいいのではないだろうかということもあるのだけれども。

その文章の残され方も考えなければいけない。

編集も必要になってくる。

色々と文章以外のことも考えなくてはいけない。

 

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