炎上
炎上事件が頻発している。
SHELLY、ラサール石井、おのののか、などなど。
これらの炎上事件から何を見て取ることができるのだろうか?
SHELLYはツイッター上で安保法案の件で日本の行く末を嘆き、デモの人たちを応援した途端にネット上で炎上した。
ラサール石井もデモに行ったときに受けた非難をツイッターに乗せたら炎上した。
おのののかは番組の企画で視聴者の意に反した行動をとったことで炎上となった。
その少し前ではつるの剛士もツイッター上で安保法案に関して意見を述べた瞬間に炎上している。
この相関関係はどうなっているのだろうか?
炎上に加わっている人たちの罵声は似通っている。
それは反対意見とは言い難い。
ただの言いがかりであり、討論ではなく悪口である。
彼らは怒っているのである。
なぜ彼らは怒っているのだろうか?
ツイッター上で議論することは不可能である。
話し合いでお互いが納得できるとは思えない。
非通知でイタズラ電話をするのに似ている。
加害者は相手を不快にさせることが目的である。
会話や討論はそもそも望んでいない。
そしてツイッターは著名人の名前と連絡先がネット上で公開されているようなものである。
過去の通話記録が文字で起こされているようなものである。
その結果、イタズラ電話のかけ放題ということになってしまった。(もちろん通話料もかからない。)
非難している人たちはつまりは怒っているのである。
怒るには理由がある。
その理由とは何か?
自分の悪口を言われたわけではない。
自分の心情に反することを目にした瞬間に怒ってしまうわけである。
個人や特定のグループへの悪口による怒りではない。
誰かが視聴者の意に反する政治思想を口にした途端に怒りがわき起こってしまうわけである。