治験の一日
治験も今日で一週間目である。
今日は日頃の自分の生活日程について書いてみようと思う。
現在、大部屋で24人の治験者達がベッドの上で寝泊まりをしている。
まず就寝時間は23時となっている。
時間になるとベッドはカーテンで区切られて消灯させられる。
23時から朝の8時30分までの9時間半が就寝時間にあたる。
僕はこの就寝時間が辛い。
一日中、ほとんど動くこともないので疲れていないのだ。
だからまったく眠れないのである。
だいたい深夜の2時くらいまでモヤモヤとしている。
時々、見回りの人が来てライトを照らして監視している。
やはり退屈で眠れない治験者達が隠れてスマホをしているのである。
起床になると治験者たちは採尿に行って、尿を提出し、体重を測る。
それから採血が行われる。
次は血圧と体温を測る。
そして心電図を測って終わりである。
10時半に朝食を摂って、後は自由時間ということになっている。
しかし今日は例外としてレントゲンを撮りに行かなければならない。レントゲンの機器が別の病院にあるので外に出なければならない。
そしてレントゲンが終わると19時30分に夕食を食べて23時まで自由時間となる。
これが今回の治験の普段の日程である。
明日は投薬日だからさらに忙しくなる。
投薬後に時間をおいて採血が9回も行われる。
けれどもこれが終われば後は当分、何もない。
ただひたすらベッドの上でゴロゴロしてご飯を食べてシャワーを浴びての毎日である。
こういった生活をしていると外での生活が恋しくなってくる。
けれども、もうしばらくの我慢である。