残されたもの
いろいろと面倒なことになった。
アップデートに時間がかかって仕方がない。
ウィルスも解決したとは思わないし起動にもいろいろ時間がかかりすぎる。
これでよかったのだろうか?
何かをやりながら何かをするという行為は結局は能率が悪いのかもしれない。
一つずつ確実にやっていきたい。
とりあえずまたひとつ関門を越えることができた。
しかし実感があまりわかない。
何かをするとその反作用が起こるはずなのだけれども、これまた手ごたえというものがまるで感じられない。
その中で唯一残されたものとはいったいなんだろう?
ぱっとすべてを失ったとき自分のこれまでやってきたことを振り返ってしまう。
それを何で見ればいいのだろうか?
貯金通帳?ケータイの履歴?なんだか寂しくなってしまう。
自分はいったいこれまで何をしてきたのだろうかと考えてしまう。
何もやっていない。
ただ時間だけが過ぎていき何もできない中年がそこにいるだけだ。
何もしていないということに気づいて愕然としてしまう。
作品量としては結構な量をこなしてきたのだけれども、だからなんだといわれてしまえばそれまでなのである。
否定するも肯定するも自分自身である。
それは怖い行為といってもいいのかもしれない。