自分

自分のことを書くことができない。

真正面から見つめることができないのが理由だ。

思い出は書くことができるけれども自身の今を描くことができないのである。

なぜ見つめることができないのか?

状況や心情が作用しているのかもしれない。

他のことに目が行くということもあるのかもしれない。

 

 

 

 

できるだけ、そらした状況で自分を書かなければいけない。

斜め上からの文章と言ってもいいのかもしれない。

真正面からとらえた文章だけが文章ではないということなのかもしれない。

けれども単に集中力がないだけの文章なのかもしれない。

意外と書けないこともないのかもしれない。

 

 

 

 

ひとつながりの文章である。

急に別のことを考えることができないということなのかもしれない。

何かやりたいことを見つけたらそれに集中する。

また別のやりたいことを見定めたらそれについて集中する。

その場つなぎの文章ということなのかもしれない。

とにかく早く終わらせたい文章ということなのかもしれない。

 

 

 

 

新しいことに挑戦することを拒み、今、現在に生きることだけに執着する自分。

そんな自分を見つめることができない自分。

それでも何かを作り上げたいと思っている自分。

とにかく現実を見つめることができない自分。

全部自分である。

そしてそれらの自分に責任を持つことができないのである。

 

 

 

 

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