平衡感覚
今までのことはすべて無駄だったのではないだろうかとよぎるときがある。
自分の残したものがすべて無に帰すことがわかってしまったとき、自分はどうすればいいのだろうか?
何かを信じ続けてここまでくることができたわけだが、それらの所業が全て無に帰してしまうのである。
それは恐怖だ。
それでも次へ行くことができるのだろうか?
この感覚はパチスロで飲まれていくお金を尻目に店を出るかどうか決断できないでいる感覚に近いものがあるの。
もちろんやらないよりはやったことで後悔した方がまだましだが。
ギャンブルやっている人にそんなことを言えるのか?
かと言って他のことをしたいのかと言ったら何がしたいわけでもない。
必死になってプログラミングの勉強をしたこともあったが、もう一回やり直したいとは思わない。
やりたくないことはしたくないということだ。
これだとは判断が付きにくいところなのだけれども。
とりあえずわからないままに続けている。
それは答えを見出すとは別のことなのかもしれない。
むしろ現実逃避と言ってもいいのかもしれない。
けれどもとにかくここは移動すること、体を動かし続けること、視界を変え続けることで平衡感覚を保つしかない。