安保法案

ようやく暑さにも慣れてきた。

安保法案の件で色々と世相が騒いでいる。

強行採決のことで批判が飛び交い、国会前で数万人規模のデモが行われている。

民主主義の危機を説く人もいれば、デモに参加している人たちを揶揄している人たちもいる。

TVに関して言えば視聴者とメディアとの諍いが起きている。

国会中継が放送されなかったということで憤っている人たちもいる。

 

 

 

芸人とアイドルはこの件について沈黙している。

まるで何も起きていないかのように振る舞っている。

ツイッターを見ているとその差が歴然としていて面白い。

声高に政治表明している人もいれば台風の心配をしている人もいる。

飲み会の席で政治の話をしてはいけないという風潮がある。

これはこれで一つの意見だと思う。

 

 

 

なぜならとても熱くなってしまう人たちがいるからである。

その人の言説が正しいかどうかはともかくとして意見の押し付け合いでケンカになってしまうからである。

もしくは自分みたいに論議するだけの知識を持ち合わせていない人。

ジブリアニメの話題でお茶を濁す人。

安保のことはおろか選挙のことですら、話題になった途端に場がしらけてしまうのである。

 

 

 

政治に参加するということはどういうことなのか。

自分なりに考えてみてもいいのかもしれない。

30代、ほとんど政治や世相についての知識を持ち合わせていない人間が何を語ることができるのか?

何を考えることができるのか?

そしてどう関わることができるのか?

選挙ですら面倒くさくてほとんど行ったこともない人間が何をすることができるのか。