治験の最終日

ということで治験も今日でおしまいである。

あっという間のような長かったような。

ちょっと特殊な毎日だった。

先ほど眼科検診をした。

そのあとでもう一度レントゲン検査があるらしい。

まあ、それもこれでおしまいである。

今日で食事も終わりだ。

規則正しい生活も終わりである。

 

 

 

正直、書くこともあまりない。

この治験期間を通じてとにかく自分のことをよく考えてしまった。

一人でいるとあまり考えることはない。

不安になることはあるが、不安に思うことと自分のことを考えることとは違う。

集団生活をすることで大勢の中の個人として生き、自分自身を考える機会が増えたということなのだと思う。

 

 

 

 

この年齢になると注意とか説教とかされることが少なくなる。

人のふりを見て自分の行動や態度ををあらためるしかできないのである。

集団生活をすると自分なりの態度や人付き合いを客観的にみることができたのかもしれない。

そのほとんどは後悔であったり反省であったりするのだが。

 

 

 

 

自分は同年代の人たちと比べると幼く、何かが欠落している。

まともではないと思う。

仕事、結婚、家族などが基準だとすると、どれも自分は満たしていない。

おまけに人との関係性も結ぶことができないのである。

そんな人間がなにをすることができるというのだろうか?

何を考えて文章にして残すことができるのだろうか?