賞賛と嫉妬

注目を浴びるということについて考える。

芥川賞直木賞が発表されたが又吉以外の受賞者はほとんど注目されることがなかった。

視聴者が求めるキャラクターというのは少し偏っている。

前回もそうである。

西加奈子以外の受賞者を思い出せるだろうか?

 

 

 

視聴者が求めているキャラクターとテレビの演者のキャラが一致した瞬間に一気にメディアを通して広がっていく。

それ以外の演者たちはダシにされてしまう。

どういう気持ちなのだろうか?

嫉妬しないのだろうか?

それを押し隠して勝者を褒め称えることでその場を取り繕っているのではないだろうか?

 

 

 

嫉妬とネットは大きく関係している。

匿名を使って声にならない呪いをまき散らされている。

報われることのない自分から目を伏せ、何らかの形で晴らそうとする。

人は他人の文章に興味を持つことができるのだろうか?

時間を惜しんでまで他人に興味を持つことができるのだろうか?

 

 

 

呪いの痕跡は更なる顰蹙と蔑みの非難を受けることになる。

ネットで誹謗中傷、炎上、報復や、揶揄などが絶えることはない。

逆にネットのおかげで鬱憤として浄化されているということも考えられる。

モラルの低下を起こしているとも言われている。

賞賛の陰にはどす黒い嫉妬が渦巻いているのである。

 

 

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